※この投稿はミュージシャンにんりたての頃に書いたもので、振り返ると稚拙な部分もありますが、あえて原文のまま残しておきたいと思います。
前回:事務所に入らずに音楽で生計を立てるためにすべきこと(1)
さて、今回からは具体的に何をすれば良いのかを見ていきましょう。
まずは考える、想像する。
『どういう音楽をどこに届けたいのか』を可能な限り具体的に想像しましょう。
どんな人に?
いつ聴いて欲しいか?
聴いた後、どんな効果を感じてほしいか?
・・・・など
「うーん、とりあえずできるだけ多くの人に聴いてもらいたいなぁ。あとCDも色んな人に売れると良いなぁ・・・。」
こんな考え方をしていると危険信号です。
「休日の午後にOLが紅茶を飲みながら窓辺で聴く音楽」くらいの具体性は最低限持ちたいところです。
複数のターゲットを持つことは必ずしも悪いことではありません。
その場合は、それぞれの層について、具体的に想像すると良いでしょう。
リスナー(お客様)のモデル
具体的に想像すると、自分の音楽を届けるべき人のモデルが浮かび上がると思います。
繰り返しになりますが、「こんな人にも届けたいし、でもあんな人にも聴いてもらいたいなぁ、あ、でも・・・」なんて焦点が定まらないような事にならないようにしましょうね。
モデルのイメージはバシッと決めます。
モデルは既存ファンの一人でも良いでしょうし、新たなファン層を手に入れたいのであれば、違う雰囲気のモデルを想像します。
僕は曲を作るとき(もしくはリリースするとき)、プレミアムサポーターのうちの一人を想像していることが多いです。
「この曲、〇〇さん好きそうだなぁ。こんな感じにしたら喜んでくれるかなぁ。」とか。
もちろん、路線をあえて外す時もあります。
ブレないこと
上で説明したような想像。
コンサート、CDアルバム単位で考えるのも大事ですし、時には曲単位で決めるのも良いでしょう。
この「想像する」という作業は、本当に重要です。
具体的な想像を怠らないことによって、ブレのない音楽活動ができるのです。
この人に自分の音楽を届けたい!
この人にはきっと届くはずだ!
そんなふうに信じるものがあれば、音楽も一本芯が通ったものとなります。
>>事務所に入らずに音楽で生計を立てるためにすべきこと(3)